
展示会パンフレットの作り方とは?来場者を商談につなげる構成・デザイン・配布方法を徹底解説
2026年08月26日

LPのCTAで成果が伸びないとき、最初にボタンの色や大きさを変えるのは必ずしも適切ではありません。CTAがクリックされない原因は、配置場所だけでなく、その時点でユーザーが申し込みを判断できるだけの情報を得ていないことにもあります。
同じLPでも、広告を見てすでにサービス内容を理解しているユーザーと、検索から初めて企業を知ったユーザーでは検討度が異なります。前者ならファーストビューの申し込みCTAが機能しても、後者には料金や実績、利用方法などを確認してから行動できる導線が必要になるでしょう。
つまりCTA配置は、ページ上のどこにボタンを置くかというデザイン上の問題だけではありません。ユーザーが何を理解し、どこで不安を解消し、いつ行動できる状態になるのかまで考えて設計する必要があります。
さらに、改善後はクリック率だけではなく、フォーム到達率や最終的なコンバージョン率まで確認しなければ、本当に成果が向上したかは判断できません。
この記事では、LPデザインにおけるCTA配置の考え方から、効果的な設置場所、文言やボタンデザイン、A/Bテスト、効果測定まで、実際の改善判断に使える視点を詳しく解説します。

CTAはLPの最終地点に置くボタンというイメージがありますが、実際にはユーザーの検討を次の段階へ進める役割を持っています。
購入だけを求めるとは限らず、商材やユーザーの検討度によって、資料請求や無料相談など別の行動を用意した方が適切なケースもあります。
CTAはCall To Actionの略で、ユーザーに具体的な行動を促す要素です。LPでは商品購入、資料請求、問い合わせ、無料相談、会員登録などが代表的です。
ただし、CTAを配置しただけでコンバージョンが発生するわけではありません。
高額な法人向けサービスを初めて知ったユーザーに、サービス説明より先に「今すぐ申し込む」と表示しても、契約条件や導入メリットが分からないため判断できないでしょう。この場合、CTAの色を変更しても根本的な問題は解決しません。
一方、サービスの特徴、対象企業、導入方法、実績などを確認した後であれば、「具体的な料金について相談する」というCTAに進む理由が生まれます。
CTAそのものではなく、CTAまでに何を説明するかも含めて設計することがLPでは必要です。
企業が最終的に商談を獲得したいとしても、LPでいきなり商談予約をコンバージョンにすることが最適とは限りません。
検討期間が長いBtoBサービスなら、資料ダウンロードを最初のCTAとして設定し、その後メールや営業活動を通じて商談へつなげる方法があります。
反対に、すでに商品について理解したユーザーが広告から訪れる通販LPでは、資料請求を挟むより「購入する」と直接案内した方が自然です。
CTAを決める際には、企業が最終的に獲得したい成果と、LPを訪れたユーザーが今すぐ取れる行動を分けて考える必要があります。
ここがずれていると、ページの内容に問題がなくてもCTAだけが重く感じられます。
CTAの配置を考えるときに「何スクロールごとに置けばよい」と一律に決めるのはおすすめできません。
LPの長さや商材だけでなく、各セクションでユーザーがどこまで判断材料を得ているかによって、適切な位置は変わるからです。
LPを訪れるユーザーの検討度は同じではありません。
指名検索やリターゲティング広告から訪れた人なら、サービス内容をすでに理解しており、ページ冒頭から問い合わせへ進みたいことがあります。初めてサービスを知った人は、メリットだけでは決められず、料金や事例、対応範囲まで読むかもしれません。
CTAがページ最下部に一つだけでは、前者に必要以上のスクロールを求めます。逆に冒頭にしかなければ、後半まで検討したユーザーが再びボタンを探すことになります。
そこで、異なる検討度のユーザーが行動できる場所を考えます。
重要なのは均等な間隔ではなく、「この段階なら何を判断できるか」です。ページ構成を先に確認し、意思決定の節目となる場所へCTAを配置する方が合理的です。
CTAが自然に見えるかどうかは、直前のコンテンツにも左右されます。
料金を確認した直後、条件に納得したユーザーへ「このプランについて相談する」と案内するのは自然です。導入事例の後なら、「自社の場合について相談する」という流れも作れます。
一方、サービス説明の途中に理由なく申し込みボタンが何度も現れると、情報を読みたいユーザーにとって邪魔になります。
CTAを追加するか迷ったら、「直前のセクションを読み終えたことで、ユーザーのどの不安が解消されたのか」を確認してみましょう。
新しい判断材料が増えていない場所へ同じCTAを追加しても、成果が大きく変わらない可能性があります。
CTAの代表的な配置場所はいくつかありますが、すべてのLPに同じ数・同じ位置で置く必要はありません。
流入経路、商品単価、検討期間、LPの情報量を見ながら、配置する理由を持たせることが大切です。
ファーストビューのCTAが有効なのは、そこで行動できるユーザーが一定数いる場合です。
たとえば「無料相談はこちら」という広告からLPへ遷移したユーザーであれば、ページ冒頭にも無料相談CTAがある方が広告とLPの内容が一致します。
しかし、初めて聞くサービスのLPで、説明なしに「今すぐ契約」と表示しても判断材料がありません。
その場合は、無料資料、料金表、デモ予約など、心理的負担の低い行動を用意する方法もあります。
ファーストビューで考えたいのはCTAの有無より、広告や検索結果でユーザーが事前に何を知っているかです。流入経路によって前提が違えば、同じCTAでも反応が変わります。
サービスの価値を理解した段階は、次の情報へ進むCTAと相性があります。
ただし、「メリットを書いたので申し込みボタン」という単純な構造にする必要はありません。
法人向けシステムで、業務効率化や管理負担の削減について説明したところなら、まだ導入判断には早くても「詳しい機能を資料で確認する」なら選びやすいかもしれません。
ここでは、ユーザーの理解度に合わせてCTAの強さを調整します。
ページ前半では資料請求、中盤以降では相談、最下部では問い合わせというように段階を変える方法も考えられます。ただし、複数のCTAを使う場合は目的を増やしすぎると迷わせるため、主となるコンバージョンは明確にしておきましょう。
サービスには興味があるものの「本当に任せて大丈夫なのか」という不安が残っているユーザーには、実績や導入事例が判断材料になります。
この段階では、単に企業ロゴや口コミを並べるだけではなく、自分と近い条件の事例を見つけられるかがポイントです。
BtoBサービスであれば、業界、企業規模、導入前の課題、導入した内容などが分かると、自社への適用を想像しやすくなります。
十分な信頼材料を示した直後であれば、「導入について相談する」など、前半より強いCTAを配置する理由が生まれます。
逆に実績を確認してもユーザーの疑問が残る商材なら、その次に料金やFAQを見せた方がよいこともあります。実績の後なら必ずCTA、という固定的な設計にはしないようにしましょう。
ページを最後まで読んだユーザーに、再びページ上部まで戻らせる必要はありません。
最下部には、LPを読んだ後に選んでほしい行動を明確に示します。
このとき、単にボタンを再掲するより、直前にユーザーの判断を整理する情報を添える方法があります。
無料相談であれば、相談できる内容や申し込み後の流れを簡潔に示す。商品購入なら、配送や支払いなど最後に不安になりやすい情報を確認できる状態にする、といった設計です。
最後のCTAは「もう一度ボタンを見せる場所」ではなく、LP全体を読んだユーザーが迷わず決断できる状態を作る場所と考える方が適切です。

CTA改善というと、赤・緑・オレンジなど色の比較が注目されがちです。しかし、特定の色を使えばクリック率が高くなるという単純な問題ではありません。
ページの中でCTAとして認識でき、押せることが分かり、操作しやすいことが基本になります。
CTAはページ全体に埋もれないよう、背景や周辺要素との違いを作ります。
LP全体が青を中心に構成されているなら、同系色のCTAでは視線を集めにくい場合があります。一方で、ブランドとは無関係な派手な色を使うと、ページ全体から浮きすぎることもあります。
判断するときは、何色が強いかではなく「ページをスクロールしたとき、CTAを行動可能な要素として発見できるか」を確認してください。
文字とのコントラストも必要です。ボタン自体が目立っていても、文字が読みにくければクリック後の内容を判断できません。
CTAの周辺に説明、写真、アイコン、リンクを集めすぎると、どの要素が主役か分からなくなります。
適度な余白を取ることでCTAを一つのまとまりとして認識しやすくなります。
スマートフォンでは操作面でも余白が必要です。CTAのすぐ横に別のリンクがあると、意図しない場所をタップする可能性があります。
PCデザインで横幅が十分あるから問題ないと判断せず、実際のスマートフォン幅でも確認しましょう。
ブランドの世界観を優先するあまり、CTAが装飾の一部に見えてしまうケースがあります。
ボタンらしくない形が必ず悪いわけではありませんが、初めて訪れたユーザーが操作できることを理解できなければ意味がありません。
下線付きテキストなのか、背景を持つボタンなのか、タップ領域は十分か。LPのデザインルールの中でクリック可能な要素を統一しておくと、ユーザーが操作方法を学習しやすくなります。
CTA文言は短いため軽視されやすい部分ですが、ユーザーにとっては「押した後に何が起こるのか」を判断する情報です。
特に初回接触のユーザーにとって、問い合わせという言葉が想像以上に重く感じられる場合があります。
「こちら」「送信」と書かれたボタンは、押せば何かが起こることは分かっても、その結果が明確ではありません。
サービス資料を見る、無料相談を申し込む、料金表を確認するなど、クリック後の内容を具体的に示した方が判断しやすくなります。
ただし、文言を具体的にすれば長ければ長いほどよいわけではありません。
スマートフォンでも一目で理解できる長さを保ちながら、ユーザーの次の行動を表現します。
CTAのクリックをためらう原因が費用への不安なら、実際に無料である場合に限って「相談無料」と伝える価値があります。
フォームの入力負担を心配するユーザーが多いなら、実際の入力項目が少なく短時間で完了することを説明する方法もあります。
ただし「入力1分」など具体的な表現を使う場合は、本当にその条件を満たしているか確認が必要です。
CTA周辺のマイクロコピーは、クリックを無理に促すためではなく、行動しようとしている人の最後の疑問を解消するために使う方が自然です。
CTA配置には、すべてのLPで使える唯一の正解がありません。
競合サイトで成果が出たボタンの色や配置をそのまま採用しても、自社LPのユーザーや商材が違えば同じ結果になるとは限りません。そのため、実際のユーザー行動を確認しながら改善します。
CTAの改善では、文言、色、位置、周辺の説明など複数の変更候補があります。
ここでA案とB案を大幅に変えてしまうと、結果に差が出ても原因を特定できません。
文言が課題だと考えるなら、配置や色は維持して文言を変える。配置を検証するなら、同じCTAを異なる場所で比較するといった形で、判断したい要素を絞ります。
実務では複数箇所をまとめて改善する必要があるケースもありますが、その場合は「何を検証するテストなのか」を明確にしておかないと、次回の改善に知見を残しにくくなります。
A/Bテストを行う前に、なぜ変更するのかを書き出します。
たとえばファーストビューで相談CTAがほとんどクリックされていないなら、「初回訪問者には相談の心理的負担が高い」という仮説を立てられます。
そこで相談CTAを資料請求へ変更し、クリック率だけでなく、その後どれだけ有効な見込み顧客につながったかを比較します。
別のケースでは、CTAまでユーザーが到達していないことが原因かもしれません。その場合、文言を変える前にLP前半の離脱を改善する必要があります。
テストはデザイン変更の作業ではなく、ユーザー行動について立てた仮説を検証する工程です。

CTAのクリック数が増えたとしても、それだけでLP改善が成功したとは判断できません。
クリック後に離脱が増えたり、問い合わせの質が低下したりすれば、最終成果は悪化する可能性もあります。
CTAクリック率は、ボタンそのものへの反応を見るための基本的な指標です。
クリックされていない場合には、ボタンが発見されていないのか、発見されているが押されていないのかを分けて考えます。
ヒートマップなどでスクロール状況を確認し、CTAのある場所まで多くのユーザーが到達していないなら、CTAデザインを変える前にページ構成を見直した方がよい場合があります。
十分に表示されているのにクリックされないなら、文言、オファー、直前の説明などを確認します。
一つの数字から原因を断定せず、ユーザーがそこへ到達するまでの行動とセットで分析することが必要です。
CTAクリック率を改善した結果、クリック数が2倍になっても、最終的な問い合わせ数が変わらなければLP全体としての成果は向上していません。
この場合、クリック後のフォームで離脱している可能性があります。
入力項目が多い、必須項目が分かりにくい、スマートフォンで操作しにくいなど、CTAより後ろに原因があるかもしれません。
反対にCTAクリック率はそれほど高くなくても、クリックしたユーザーの多くが成約につながるなら、質の高い見込み顧客を獲得できている可能性があります。
CTAはクリック率単独ではなく、最終的なコンバージョンまで追って評価します。
CTAごとの成果を比較すると、ユーザーがどの段階で行動しやすいのかが見えてきます。
たとえばファーストビューのCTAはほぼ押されず、料金説明後のCTAから多くのコンバージョンが発生しているなら、ユーザーが料金を判断材料として重視している可能性があります。
その場合、CTAを上部へ増やすより、料金情報への導線を改善した方が成果につながるかもしれません。
CTAの効果測定は、ボタンの順位付けをするためだけではありません。ユーザーがどの情報を得たことで行動できる状態になったのかを把握し、LP全体の構成改善へ使えるデータです。
CTAは小さな要素なので変更しやすく、改善施策として着手しやすい部分です。その反面、LP全体の問題をCTAだけで解決しようとする失敗も起こります。
反響を増やしたいからと、各セクションの終わりに同じ「今すぐ申し込む」を配置すると、情報よりCTAの方が目立つページになることがあります。
特に高額商材では、ユーザーは複数の条件を比較して判断します。十分に納得していない段階で何度も申し込みを促すと、かえって不信感を持たれる可能性があります。
CTAを追加する際は、直前に新しい判断材料を提供しているかを見るとよいでしょう。
同じ説明の途中にボタンを増やすだけなら、設置数ではなくページ構成そのものを見直す余地があります。
CTA改善で最も避けたいのが、ボタンのクリック率だけを問題として扱うことです。
料金が分からない、競合との違いが分からない、どの企業向けなのか判断できないといった不安が残っていれば、CTAを目立たせても行動理由は生まれません。
「クリックされないから色を変更する」ではなく、「なぜこの段階でクリックしないのか」と考えます。
必要な情報が不足しているなら、CTAではなくコンテンツの改善が先です。
LPは公開した時点で完成形が決まるものではありません。
制作段階ではターゲットや検索意図、広告訴求などから仮説を立てて設計します。その後、実際のユーザー行動を見ることで、想定と異なっていた部分が分かります。
たとえば広告Aから来たユーザーはファーストビューでCTAを押す一方、検索流入では事例まで読んでからコンバージョンしているかもしれません。
この場合、すべての流入を一つの平均値だけで見ると、それぞれの特徴を見落とします。
広告、検索、SNS、メールなど流入経路が複数ある場合は、可能な範囲で経路別の成果も確認すると改善しやすくなります。
紙媒体からLPへ誘導する施策でも同様です。チラシですでにサービスの特徴や料金を見たユーザーと、Web広告の短いコピーだけを見たユーザーでは、LPへ到達した時点の理解度が異なります。
ハンジョウのようにWeb制作や広告、印刷物など複数の施策を扱う会社へ相談する方法もありますが、複数媒体を使うこと自体が目的ではありません。LPの前にユーザーが何を見て、LPで何を理解し、どのCTAで行動するのかまで整理したうえで施策を設計する必要があります。
LPのCTA改善を始める前に確認したいのは、「ボタンが目立っているか」ではなく、「ユーザーがその場所で行動を判断できる状態になっているか」です。
ファーストビュー、サービス説明後、実績・料金の後、ページ最下部などはCTAを置きやすい場所ですが、すべてのLPへ機械的に設置する必要はありません。流入ユーザーの検討度と、その直前までに提供した情報から配置を決めます。
改善後もCTAクリック率だけで評価しないことが大切です。CTAまで到達した割合、クリック後のフォーム離脱、最終的なコンバージョン率まで確認すれば、問題がボタンなのか、LP本文なのか、フォームなのかを切り分けやすくなります。
A/Bテストを行う場合も、とりあえず色や文言を変えるのではなく、まず現在のデータから原因を仮定します。そのうえで検証したい要素を絞って変更し、結果から次の改善を判断します。
CTAを追加するか迷ったときは、直前のコンテンツを読んだユーザーが「ここなら次の行動を選べる」といえるだけの判断材料を得ているかを確認してみてください。
その答えが明確でなければ、改善すべきなのはCTAの配置ではなく、その前にある情報設計かもしれません。LPデザインでは、ボタン単体ではなく、ユーザーが流入してから理解・比較・納得し、コンバージョンするまでの一連の体験を設計することが成果改善の基準になります。